付属のタッチコントローラーで

「弊社では毎日、WEB会議がぎちぎちに詰まっているんです」そう語るのは、同社オフィスマネージャーの新津さん。WEB会議において、感じていた課題を伺った。

「従来のシステムでは、まずPCを会議室にもっていき、スピーカーフォンに接続する必要があるため、会議を始めるまでに3~5分ほど時間がかかっていました。これはとても無駄な時間です。また、声量や話すタイミングによって、うまく声を拾うことができず、コミュニケーションに弊害がよく起きていました」

同社は、オフィス移転を機にシステム刷新を決意。いくつかの製品を検討したうえで選 ばれたのが、Jabra PanaCast 50 Video Bar Systemだ。導入した感想を聞かせてくれた。「会議室にあるタッチコントローラーの参加ボタンを押すだけで、すぐに会議を始めら れるのは衝撃的でした。10秒もかかりません。また、弊社はGoogleカレンダーを使って、 会議の日時設定と会議室の予約を行っています。そこの連動もスムーズで、とてもあり がたいです。さらに、マイクの性能にも驚きました。会議の参加者が多いと、声が小さな人がいたり、同時に複数人で話したりすることがあります。それでも、すべての声をきれいに拾ってくれるんです。

コスト面についても、新津さんに伺った。「弊社が使用しているZoom Roomsに対応しているほかの製品の場合、PCとセットで購入する必要があります。しかし、PanaCast50 Video Bar SystemはAndroid OSが搭 載されているため単体で完結し、ほかの製品と比べて価格が1/3程度。今回、複数 台を導入したので、大幅なコスト削減ができました。またZoom RoomsだけでなくGoogle Meet、Microsoft Teams、Webexなどにも対応している点もコストパフォーマン スが高いと感じます」加えて、今後Jabraに期待していることについて、コメントをいただいた。「PanaCast 50 Video Bar Systemはファームウェアのアップデートにより、どんどん進化 していくと間いています。例えば、BYOD※への対応やカメラ機能の向上など。特にカメ ラについては、設定した部屋の大きさの範囲内のみ人が映るようになるのは、すごいア ップデートです。ガラス張りの会議室や仕切りのない場所で、とても重宝されると思い ますので、楽しみにしています」最後に、社内で起きた予想外の活用法についても教えてくれた。「PCとモニターをケーブルでつながずとも、プラットフォームにログインすれば簡単に PCの画面共有ができるため、対面の会議でも活用されているようです。非常に好評で、導入して本当に良かったです！」

※BYOD: "Bring Your Own Device"の略。個人が私物として所有しているPCやスマートフォンを業務に使用することを指す。アップデートによって、ビデオパーとPCをケーブル1本でつないで使用できる機能が追加される。